6月の株主関連資料ラッシュ、資料で読み解く金融銘柄比較: セブン銀行とゆうちょ銀行、オリックスなど_#84

6月に入り、3月権利付き銘柄の株主総会、優待などの封筒の郵送ラッシュです。私はこの封筒や当て名をメモ帳として使用 (200通以上くるので、ノート1冊分の分量を軽く超えます笑)してますが、株主関連資料は基本的にすべて目を通すようにしています。

特に、企業の経営戦略や実績に目を通し、今後保有を継続するかを判断する大切な材料です。

こんな風に、カードゲームの手札みたいな感じの数の封筒が1日で投函されます笑。なので、この季節に長期間家を空けると郵便受けが凄いことになるので少し不安です笑
今回の銘柄の中では、ゆうちょ銀行、セブン銀行、オリックス等、金融関連が多かったので、ここらを比較してみます。まず、セブン銀行ですが、ATMが主力です。キャッシュレス化が進む中、ATMの位置づけがどうなっているかを読み解くことができます。どうも、ATMを通じてキャッシュレス決済ツールに入金するルートが流行っているとの事。私には意外でした、というのも、私だったら、クレカや銀行口座から入金するので、ATMを経由しないからです。私のようなキャッシュレス決済の上位勢の考え方と普通の人はたぶん違うので、世間の人をしるようなある意味マーケティングに近い感じでしょうか。ATMはまだまだ拡大の伸びしろはありそうだな、という印象です。
対して、ゆうちょ銀行だと、デジタルシフトを掲げています。ATMの高価入金に手数料を課し、セブン銀行などとの差別化ポイントだった長所を消し、投信やデジタルツールを充実させようといった感じ。大手でありながら胡坐をかいてないように見える印象で、私としては好印象でした。(ちなみに、日本郵政まで含めると、経営者に保険関連の人が多い印象なので、かんぽ生命を今後の成長の中核とみているのかな、といった印象を受けます)。当初の予想配当を上回る年間50円、株主優待の3000円のカタログギフトなど、株主還元も充実しており、経営自体もそれなりに良好な印象で好印象でした。

オリックスは、金融セクターとしては、不動産ローンやカードローン、保険のセグメントはほぼ前年と同様の利益。オリックスは主力のリース関連の売り上げが前年より大幅上昇していて、コロナ禍においてもしっかり利益を出しているのは魅力ですが、ポートフィリオ的にみると、不動産寄りのテイストかなといったことろ。リースを中心にコロナの自粛やロックダウンの影響での事業規模縮小は悪影響だと思いますが、コロナからの立ち直りが見られている印象です。優待で美味しいところをしっかりもらっていたので、株主優待廃止は悲しいですが、しっかり配当で還元してくれることを期待しましょう。


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