つくば国際会議場にて開催された蛋白質科学会に参加したのですが、そのついでにお散歩がてらに筑波の街並みを視察。つくばエクスプレスの終点、つくば駅周りから。筑波は基本的には土地が広く、大きな道路があり、車社会の印象。対して、駅前のビル等を見るに、まだ町が若いというか、老朽化した建物が少なく、新しい建物が多い印象。東京のベッドタウンとして、つくば自体を発展させる意味でも開発が行われている印象。
大家さんとして見ると、競合相手が強い、という印象。初めにマンションから。大きなマンションらしき建物の建設が進んでおり、駅前に大きなマンションが増えている。土地も広く開発の余地が多い。ということは、大家さん目線で物件を持ったとして、次々と新しい建物が参入してくるということを意味している。新らしい物件が参入してくれば、古い物件は不利になり、なおかつ部屋数が増えるため入居者が付かない恐れがでてくる印象。従って、継続保有及び売却のいずれも簡単ではなさそうに思う。更に、開発が上手くいけば良いが、開発に失敗し、かつてのニュータウンと同じような道をたどった場合は、目も当てられない状況になると思う。需要に対して供給過多となっていないか、私は現時点でも不安である。とてもではないけど、私はこの土地で投資用の物件を持つ気にはならない。よほど地元に土地勘を持ち、なおかつ付加価値をつけていく努力を継続しないと長期目線で稼ぐのは難しいだろうといった印象。
次に戸建てから。やはり筑波は土地が広く、私が拠点としている宇治市の戸建てと比べて全体的に1.5倍程度のサイズ感がある印象。まだまだ戸建てを建てる土地がしっかりある印象なので、このあたりの土地の人たちは、特に子育て世帯は戸建てを新築で持つ感じな印象を持った。すると、大家さんとしては中古の戸建てを貸し出すか、賃貸マンションになると思うが、どんどん戸建てに人が流出する条件で、中古物件を抱えるのは正直厳しいところがあると思う。格安案件だと、UR、官舎、市営住宅、社員寮などがあり、競合は激しそうだ。
以上総括すると、よほど地元に土地勘があり、その土地に住んでしっかりしたメンテナンスをしてより良い物件価格を保つ努力ができるなら、つくばで大家さんをやっても良いのかもしれないが、一般には大変厳しい条件だと思う。特に、遠方に住んで土地だけを貸し出して楽して不労所得を得よう的な考えの人は、ほぼ間違いなく詰む危険エリアだと思った。
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